low days

Kyoto Japan No Fun / PIANOGIRL vo. diary

無題

深夜4時を回った頃、書き始める。

さっきメモ帳に残っていた過去の記録をここに上げてみた。だからどうって、俺も知ったこっちゃない。この一年ほどの記録。まだ他にもあった。またここに書き残すかもしれない。

今夜はずっとDirty Threeを聴いてる。Sometime I forget you're gone.(時々あなたがいないことを忘れる)

あくびが出てきた。少し肌寒い。さっきから部屋の窓を閉めようか悩みながら、結局まだそうしていない。煙草はDOMINGOのナチュラルを吸ってる。

22時半に帰宅し、まず飯を食った。それから机につき、バンドのこと、アイデアを練る必要があることを紙に書き連ねてみる。SOOZOO(俺がもう一つやっているポストパンクバンド。俺はそこではベースを弾いている。)でのことも合わせて考える。

SOOZOOは1日の晩にレコーディングをした。NJによる簡素な録音。でも工夫とアイデアで何とでもなる。

セルフで録ると必然的に奇妙な音像になり、それは俺の好みなものであることが多い。部屋の鳴り、粗悪な音色、商業主義を一切相手にしない音像。世界の片隅で、確かな形有るものを創造する感覚。

こんなことに楽しみを見つけずに、他に何に浮かれていられる?だが気をつけよう。俺はこんな時楽しさで集中が過ぎて、他の人が疲れていることに気付けなかったりする。誰かとモノを作るとは、そのヒトと向き合うことでもある。それを念頭に置いて、全力でやる。

神社がさっきから机の下を行き来している。そして網戸から外を眺めている。今夜も一人で眠るのか?と聞くと一度こっちを見て返事もせずにまた窓の外を見始めた。

俺は身体が冷えてきたので鍋にあった味噌汁を温め小さな茶碗に注いだ。これを飲んで今日はもう眠ろう。

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写真は神社が見ていた目線の先を撮ったものだが、中庭の汚いビニ屋根と面白くもない洗濯物だった。

でもきっと彼女には見えていたんだね、夜明けの空が。