low days

Kyoto Japan No Fun / PIANOGIRL vo. diary

2時を過ぎた頃帰宅。酷く疲れていたのですぐに眠ろうと横になるが、もう1時間が経とうとしていた。

扇風機の首振り、その一定のリズムが余計に時間経過を感じさせる。7月を3日が過ぎ、ジメジメと夏が漂ってきている。23時に仕事は終わったが、それから別件の用事があり伏見まで出ていた。個人練習に入ろうとスタジオに来ていたファイターと豪が付いて来てくれる。用事を済ませ、俺たちは飯を食って解散した。そして今ここに来たって訳。身体がずんと重いが、もう少し書き進めようと思う。

最近ではサッカーが盛り上がった。スポーツに歓喜するのは良いね。芸能は俺はどうも無理。テレビで見るタレントに微塵も興味を持てない。落語家の桂歌丸がくたばったのは悲しい。好きな感じの人間だった。この手の喪失がある度、着々と新しい時代の到来を感じる。旧時代はミシミシとひび割れを続けてさ。この国では先人達の死や功績は然るべく礎にならない。所詮忘れた頃にやってくる喪失に即席の感傷だ。昨夜奈良郡山で16歳の少女が自殺。特急電車に飛び込み、その一部始終を自ら撮影配信していたという。ー 何もかもが狂ってる。もう生命は何処にも所在しない。誰にも所持されない。誰も他人の痛みに目を向けない。先の大戦イラクでの戦争写真を俺は見ていた。お前はそんなもの見ると気分が悪くなるか?自殺動画は見るけど戦争の凄惨な記録には興味が無い?どちらも戦争で、そのどちらもが他人事じゃない。

俺は強く思っている。即席の感傷では勇気は産まれない。決して帰ってこないヒトを想い、この世の狂態を見つめ続けることで初めて片足が一歩前に。糞程に臆病な俺はいつだってそうする。勇気は、生命の真正面で持ち主を探してる。