low days

Kyoto Japan No Fun / PIANOGIRL vo. diary

無題

少し書いていなかった。

京都は7月になり猛烈な暑さで、祇園祭の為全国から観光客が集まっている。だが俺たちはいつもと変わらぬ生活をし、その中に産まれる些細な感傷の記録を何らかの形で刻み込んでいる。心に、ノートに、ネット上に、友人との会話の中に。俺はどこかで日常を愛でていると思う。嘘細工を大事のように騒ぎ立て騙し合う世の中は鬱陶しいね。俺は不参加を貫きたい。誤魔化した釣り銭の何百円なんか全てくれてやろう。

21日。この日も炎のような日差しが容赦なく降り注ぐ。鹿児島からNo edgeが来京していた。俺は彼らの招致としてスタジオライブを企画した。昼間はtedと街をうろついていた。俺は眼鏡を新調したくて眼鏡屋であれこれ見てみるが、どれもパッしない。疲れてきたので三条大橋のたもとにある餃子屋で生ビールを飲んだ。それからGROWLYへ向かう。面々は既に到着していて、俺はクーラーボックスに酒を放り込んだり諸々の準備を進めた。NJがギターサポートをするSTONE LEEKも出演した。No edgeのライブが終わり、打ち上げではゆっくりソファーで横になりながら話した。途中誰かがピザを注文したり、いつもの様に怖い話で盛り上がったりして、薄明かりの中楽しくやった。

翌日は木屋町でピアノガールのライブ。the  seadaysの主催で、計4会場を巡るサーキットフェスだった。昼から行って木屋町で飲みながら楽しむつもりにしていたが、あまりの暑さに俺は完全にバテてしまって16時頃まで家で寝ていた。会場に着いたのは18時くらいだったと思う。車を停めたあとメンバーとパブでビールを飲んでた。出番までまだ一時間半ほどある。とにかく暑かったね。会場に機材を搬入して、自分の出番を待つ間道路に突っ伏して唸っていた。暑い暑い、と子どものように。水商売の女が俺を見る。君達にはゴミに見える?俺はゴミを知ってる。

三年ぶりくらいにやるハコだった。ドラムの生鳴りが良く、気持ちよく演奏出来た。映像作家のリュウが撮影で参加してくれていた。ライブが終わって、俺のブーツの片方をリュウが持って何処かへ行ってしまった。俺は片足を裸足で街を歩いてた。ぽつりぽつりと店が灯りを点け始めた。この時間になって初めて街にとけ込んでいく感覚があった。その日は豪とリュウが俺の家に泊まった。缶ビールを飲みながら、俺は全裸になってふざけてみたりした。豪はずっと子猫と遊んでた。そうそう、また新しい子猫が家に来たんだ。ちーこがOliveと名付けた。朝にはいつも枕のすぐ側で丸くなって眠っている。

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写真はいつかの朝方だったと思う。