low days

Kyoto Japan No Fun / PIANOGIRL vo. diary

無題

さっき日付が変わって今は9月19日。読んでいた本を閉じ、布団に横になって書いてる。さっきまでOliveは隣で寝てたが、何処へ行ったんだろう。そう書く間に階段の方から物音がする。二匹分の足音だ。最近二匹は仲良くやってるみたいだが、理由は寒くなってきたからかな。暑いとどうしても苛つく。特にこの家は暑い。いま二匹は追いかけっこを始めた。夜中のドタバタは愉快で良い。もっと派手にやれよ。ちょうどさっき眠り始めたtedを起こさないようにだけ気を付けるんだよ。本は三島の短編を読んでいた。昔からこの手の短編を好きでよく読んだ。この前東京の友人が俺にシャツをプレゼントしてくれた時、俺は三島の本を一冊(たしかこれも「真夏の死」という自選短編集だったと思う)お礼にあげた。短編の良いところは、冒頭と結末をものの数分で味わえるところだ。冒頭には大抵こちらの想像力が求められる。それがまだ不完全な状態で物語が結末を迎える。その時の妙な後味は癖になる。(また二匹が部屋にやってきた。ものすごいスピードで追いかけあったと思えば、両者静止して数秒、緊張感のある静寂)さて、このまま眠るかもう少し夜を過ごすか、考えてる。どっちでもいいんだ。何をしようと、何処へいこうと。

9月20日 午前10時。雨雫の音が聞こえてきそうな表通りはぼうっと白ずんでる。隣の豆腐屋が出荷作業を終えて後片付けをする物音。雨の合間に飛び、鳴く鳥。昨夜はnanoでライブだった。打ち上げが終わりファイターの車に乗り込む。この辺りはあまり記憶が無い。たしか玉屋ビルまで行ってseiryuを拾って天龍を目指したっけ。美味かったという記憶はある。それから俺の家に寄ってチーコを交え1時間ほど皆でゆっくりした。俺はソファ椅子に横になり天井を見つめながら煙草を吸っていた。会話を聞くのが好きだ。思わず笑ってしまうことや、「ほう。俺はどうだろうな。」と自身に移し替えて考えてもみる。考えた結果何も話さないことが俺には多いが、大抵考えるだけ考えてすぐ忘れてしまうね。

まだ身体に疲れを感じるが、起き出すことにする。今日の仕事は16時から。それまで豪とファイターと作業をする。刷り部屋の整理と特典音源の焼き増し。レコ発は明後日に迫った。今までの俺なら、必ず成功してみせる、と意固地になるほどだったが、もう余計な力は抜く。どうせライブになれば余計な力が入る。今はリラックスの時。プレッシャーは当然ある。今は穏やかにいたい。そうして結果、良い一日になることを俺は目指している。あんたの為じゃない。結果そうなれば喜ばしいが。何の為にやってるかなんて、とっくに忘れた。

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