low days

Kyoto Japan No Fun / PIANOGIRL vo. diary

 

11月最後の日。仕事は12:30入り。10:00に目覚めて昨夜の鍋の残りに味噌を溶いた。簡単な朝飯を食いながらテレビを付けてみた。(普段全くテレビを見ないので、付けてみた。という表現をした)それからtedにコーヒーを淹れてもらう。だいぶ古い豆挽きなので随分粗挽きの粉になってしまった。紅茶のように薄い色のコーヒーだったが香りは立っていて美味かった。それからベランダで煙草を吸って出勤までの時間を過ごした。煙草は中国で買ったやつ。不味いが、パッケージの湖のデザインが気に入っている。

昨夜は酒を飲みながら大昔のピアノガールのデモを聴いてた。それなりに楽しめた。一曲、今でも気持ちよくプレイ出来そうな曲があったので今度皆んなに提案してみようと思う。

11月はピアノガールでのライブが4本。ソロが1本。スリランカ旅行。思えば様々に盛り込まれた一ヶ月だった。最終日の今日、こんなにも色々とあった30日間だが一瞬の出来事のように感じている。

仕事が終わって木屋町へ。高松からkojiと奥さんの紫乃ちゃん。たーけー、Look at moment.のタダケ、彼の奥さん、の五人が京都に来ていた。fogのレコーディングが終わって先に何人かで飲んでた所に仕事終わりの俺とカナさんで合流した。カナさんは随分渋っていたが俺が缶ビールを一本奢って無理やり連れ出した。店に着くとファイターはもうゲロまみれでトイレで暴れてた。俺はワインボトルを持ってそいつをぐいぐい飲みながらファイターの横に座って彼の話を聞いてた。品性悪く夜は更けていき、たしか1時頃に店を出る。高松勢とはここでお別れだった。もう帰るのか?俺はそう思ってそう口に出したと思う。彼らを乗せたタクシーは凄いスピードで消えていった。皆んな元気そうで良かった。京都勢はそれからもう一軒だけ行き、何の話をしたかよく覚えてないが楽しく酒を飲んだと思う。最近飲むと必ず誰かと揉めてた。今夜は大丈夫だったか?河野さんと俺の家に帰った。東京からチーコが戻っていて、tedと飲んでた。3時くらいだったかな。俺はもう眠たくてタバコを一本吸ったら折角作ってくれたハイボールも飲まずに寝始めたと思う。次の日は案の定体調を崩して一日中家で横になってた。見に行く予定だったライブにも謝りの連絡を入れて。窓の外が暗くなっていくだけの休日だった。

12月2日 仕事から帰宅。時間は23時半を回った頃。さっさとシャワーを浴びて緊張感のようなものを洗い流してしまう。これを書いているが、もう終わろうとも思う。そうそう先日、親しい友人の恋人が本を出版したと言ってプレゼントしてくれた。自分の日記がそのまま本になったという。彼女は言ってた。自分の言葉が大切な人を傷つけるんじゃないかと恐れている、と。内なる言葉の発露はそういうものだと思うが、案外そうでもないかもしれない。

俺にはある。自分の表現に自分自身が痛みつけられる感覚が少しばかり。表現をしない人間は強い。最近そう思う。彼らは痛む心を自分には関係無くさせてしまえるから。それが誰も気づかぬ内に膨れ上がってこの世に本当の痛みを作っていく。それは多分、続いていく。