low days

Kyoto Japan No Fun / PIANOGIRL vo. diary

無題

昨夜の疲れを引きずるように表へ出たら霧雨だった。もう少し気温が低ければ雪になるかもしれない。2月10日15:00 書き始める。

さっき買い出しから戻った。レンガ造りの京都市役所が工事の網を被ってた。向かいのビルもブルーシートで覆われ、どこもかしこもハリボテの街だ。俺は自転車だったがほとんどを歩いた。多分俺が悪いんだけど、道を歩いていてふと立ち止まると後ろから来る人々はあからさまに怪訝な顔で俺を避けていく。邪魔だな、と舌打ちでも聞こえてきそうなくらい。そんな時俺は大体携帯で写真を撮る為に立ち止まってる。気が向いたものを撮る。フィールドレコーディングのような感覚で。それが街の奴らは気に食わないらしい。それから昼飯にラーメンを食ったが目ん玉が飛び出るほど不味かった。不味いラーメン屋に限って街中でデカい顔して観光客相手に糞を食らわしてる。金だけが回り、心に刻まれるものは何も無い。カエシ(醤油ダレのことをラーメン屋はこう呼ぶ)を少々足してくれと店員に言おうか言わまいか、随分悩んだが言わないでおいた。本当に言いたかったことは不味い、の一言だったが。

昨日はlow dayだった。自身が定期的に企画するスタジオライブ。鹿児島からその日暮らしがツアーで来ていた。フライヤーは火暗しが作ってくれた。骨が少し痛む。胸のところ。多分ライブで何かにぶつけたんだろう。この日京都で今年初の雪だったように思う。硬めのアラレのような雪だった。16時に会場であるスタジオアントニオに着くと若い連中(こういう表現には違和感を持つが、ひとまず書く)はもう揃い始めていて各々の酒を飲んでた。友達との距離感は地理としてのそれと反比例すると思う。遠い街の友人とは久しぶりに会ってもそう感じさせない不思議な再会であることが多い。

イベントは無事に終わり打ち上げは薄暗い食堂の跡地でだらだらと進んだ。帰宅したのは朝方4時頃だったかな。良い夜だった。

今日の出勤は19:00 まだ3時間ほどある。最近ソロアルバムを作り始めた。レコーディングとトラックメイクをNJに協力してもらい作業は進む。中々まとまった時間が取れないので完成はまだ随分先になる。先日は出町柳の友達の家で曲作りを進めた。彼もデスクトップミュージックをやる人で、興味ある音を沢山聞けた。作り続ける人を素直に尊敬する。自分自身とセッション、一向に飽きが来ないこのセッションからつるんと産まれ出たものが君の好きなものだ。

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写真は姫路のどこぞの橋から見えた景色。綺麗だと思って撮ったがこれを他者が見ても何も感じないと思う。こんな風に俺だけの思い出になっていることが他にも幾つもあって、それをどうにか名前の付くものに出来ないか。そういった挑戦の感覚が俺にはある。