low days

Kyoto Japan No Fun / PIANOGIRL vo. diary

無題

15:30から仕事の日。13時過ぎに家を出て30分と少しを歩く。二条駅のロータリーにあるホリーズカフェに入った。この辺りは新緑が綺麗で夏が近付く頃俺はよくコーヒーを飲みに来る。汗をかくほど暑かったのでアイスコーヒーと、クリームデニッシュのセットを頼んだ。デニッシュの上にバニラアイスが乗ってる。店内はそこそこの冷房。アイスの存在を先に知ってたら温かいコーヒーにしたのにな。自分の不注意を呪おう。

隣の席で看護師の服を着た中年の女性がグデンとした姿勢で寝ていた。医療関係者の苦労を見た気がする。喫煙席の机の上は灰だらけだ。喫煙者の邪険を見た気がする。レジの向こうの大きなガラスには太陽が照り付けていた。緑と、道行く白い帽子の女性とか。文学の序章のような、唯美しい景色に見えたが。俺はさっさとデニッシュを食い終わって煙草に火を付ける。

今後控えているイベントの詳細をまとめたり、昨日手をつけた曲の歌詞を書いてみる。仕事まではあと1時間ほど。ゆっくりした時間でもなかったが、こんな過ごし方は大事な気がした。看護師は未だ眠る。

 

もう夜中の3時を過ぎていた。帰宅して真っ暗な部屋でこれを書き終わろうとしている。さっき、豪(ピアノガールBa.)と電話で話した。俺は家の前の自販機でカフェオレを買って、スピーカーホンを聞きながら煙草を巻く。お互い別段辛いことなど無いような素振りで話せた。無いんだけど有るし、有るけど無いんだ。これは面白い考え方で、そんな風に笑えることを誰かに自慢したい気分だったり。