low days

Kyoto Japan No Fun / PIANOGIRL vo. diary

不時奏大阪編の記録

台所、鍋の蓋の上に書き置きがあって、俺は何度も素通りして気付かず。やっと目に入ったら、とても素晴らしい文章だった。さっきまで奇天烈な夜だった。今帰宅してシャワーを浴びたところ。3:30。今夜、大阪寺田町Fireloopでやらせて貰った不時奏のことを少し書き残そうと思う。

まず現場の丁寧な仕事に深い感謝を。音響野中ちゃん。照明中島クン。ステージの若い女の子。美味い芋ソーダを作ってくれた松川さん。(松川さんは俺の広島の高校の同級生!)スタジオ番で何故かVRを付けてたボス足立さん。そして今夜を仕切ってくれた安井くん。

出演してくれたのはBAD END BOYS、MELTME、The Slumbers。俺は江戸時代にあった士農工商という制度に賛同している。それは実は差別的な身分制度ではなかったという説があり、正確にはその説に賛同している。''各々が各々のすべき事を各々の土壌で果たす''うーん。これこそが人に優しくなれる第一歩かも。uniteの大前提かも。

15:00 早く着いたのでメンバーと公園で時間を潰していた。鬼ごっこをしてみたら案の定みんな虫の息だ。俺は昨夜大量に食った牛レバーが全部出てきそうだった。小椋はウンコが漏れたかもと言って一人でどっかに行ってしまった。

リハが終わる。面々は上々な感じ。俺は開場までの時間を過ごすのが苦手でやっぱり一人で公園に戻ってきた。昔もこの街でライブをする時はよくこうした。あの頃公園に人は少なかったと思う。俺と、訳の分からん爺さんが一人。そんなもんだったが。今辺りには真っ当な感じの男が何人もいた。スーツが似合う、ってやつ。談笑する子連れの主婦も数組。彼女達が去るまで煙草は吸わないようにする。遊具はペンキが塗り直されてアホみたいな色。まだ日が沈む気配はない。

19:00 イベントが始まり

21:30 無事に終わった。

普段からFireloopという場所を好み懐く人達が集まったようだった。彼らが、その愛する場所で血の通った様々な表情を見せていたこと。強烈だった。

俺もそうありたい。家が好きだ。公園が好きだ。街の寂しい通りが好きだ。人が集まる場所は嫌いだ。嫌いなはずなんだけど、音楽があれば楽しい時も稀にある。それが自分達の音楽だったらどうしよう。楽器を始めた頃の自分には想像出来る筈もなかった。まぁこんな独り言はもう終わり。

翌朝 書き置きの指示に従いサバのスープカレーを温めて食った。胡椒をアホほど振りかけて脳を目覚めさせる。俺はtedに言う。この前グラスを割ったから新しいのを買いに出よう。

街へ出て歩いていると昨日の鬼ごっこで筋肉痛になっていることに気付いた。結局俺たちは折り畳み傘を買った。梅雨に備えて展開された売り場で必死に傘を選ぶ自分がアホみたいで笑った。まんまと商業の環の中にねじ込まれて。昨夜は炎の環の中に居たはずなんだけど。

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写真は帰り道どっかのサービスエリアで撮った一枚。