low days

Kyoto Japan No Fun / PIANOGIRL vo. diary

無題

8月12日。まだ真夏のはずなんだが今夜雲は空に百万枚の鱗。その奥で翳る朧げな月を、立ち止まって携帯で写真に撮ろうとする女が居た。俺は彼女の隣を自転車で通り過ぎた。たったそれだけのことなんだが、どうしてか書き残しておきたい気がした。

帰宅したのは23時を少し過ぎた頃。鮭を焼いて食いながらtedと話す。俺のつまらん話をどうして聞いてくれるんだろうな。昨夜は仕事から帰って真夜中に公園で花火をした。祖母と祖父が亡くなった時、坊さんに言われたんだ。

今夏は沢山花火をしてあげて下さい。

花火は数年ぶりで楽しみ方がよく分からなかった。おまけで付いてきた紙の万華鏡メガネは楽しかったけど。

台湾中国間でも有事。世界戦争の足音の中俺は身勝手に言う。何時でも死ぬ時代ならなりふり構わずやる。

たしかこの前、民間人殺害の戦争犯罪終身刑を喰らったロシアの若い兵士が何回目かの裁判で減刑されたとか。

知識人ぶれる安全な連中は言う。犯罪だ!と。

現実の異常を知る者は世界に頼むかもしれない。兵士に聞け、と。

明日は仕事の後スタジオで、作り上げたい曲がある。帰り道は俺も夜空を振り返ってみようと思う。