low days

Kyoto Japan No Fun / PIANOGIRL vo. diary

無題

5月からなんやかんや月一でソロアルバムのリリースをして気付いたこと。まず、月ごとに確たるテーマが産まれたのは面白い。日々テキトーに生きてるつもりだがどうやら芯とした定義を自分に冠していたようだ。弔いや讃歌や生活音楽、自分は如何しても音楽を作り続けるべきだと改めて自覚があった。

何をしても誰といても、どんな天気だろうが酔っ払ってようが新しいシャツを着ようが、本当は何も楽しくない。待てよ、これは逆説的かも!楽しくないから誰かと会うし酒を飲み、何かやってみたりする。そしてそれは本当に自分を満たすものではない。

故人を弔う時や、喜びを俯瞰し歌う時、怒りに打ち震える時、すなわち心が揺れ得る時だけが自分の時間なのか。思い出す度、全てが過ぎ去っていると気付く。今夜、十年前によく聴いた音楽をライブで見た。本人の歌唱、悪くなかった。同時に俺は過ぎ去った自分と再会した。

台所で煙草を吸う時はいつも一人だ。最近購入したCDを再生してみる。家族は寝静まり、小さな蛍光灯だけが机の上、背筋が良い。

今月の作品は10曲入りの予定。内7曲の録音が終わっている。いまtedの咳が聞こえてきた。急に冷え込んだ10月20日の記録。