仕事が終わり1時前に帰宅。夜は寒いが自転車を漕ぐとまだ汗が出る程には暑い。
薄手の毛布を被って眠るtedを起こさないように小さな灯りを付けて、浅土色の湯呑み(Hue's 龍からの贈り物)に焼酎を注ぎ熱い緑茶で割った。ファイター、NJ、豪と作ったフルアルバム''青天井''をイヤホンで聴き始めた。今この音楽を聞きながら俺は一切の熟考を止めてただ流れ出る血液のように言葉を吹き出させてみようと思う。
空の下に道が一本伸びている。
緑草や大小なる石が囲み、汚い犬や美しい猫がそこを行き来している。
俺は一歩後ろに下がり、共に行く男達の後ろ姿を写真に撮ってみる。
たくましいその背中がこの道を作っていることを知る。
道は人間が作るものに他ならず、空はそれを見ているだけの圧倒的な天井だった。
俺は青空を撃ち抜く。
俺は青空が好きだ。
どうしようもないことが人生で、力は自己以外からは宿らない。
産まれくる力こそが誰のことも傷付けない。
日々は過ぎる。未解決のまま。
失うとはやはり辛く、痛い。
でも辛くなく、痛くないのは生きているからだ。
命を失くしては何がどうなろうか。
命が続けば、深い苔が空気を冷まし鳥だけが鳴くような日々が来るんだ。
その時、道は無くなるかもしれない。
その時、心へ辿り着いているかもしれない。
全力でやらなければ人間は取り戻せないね。
時代のせいにしても良い。それぐらい糞ったれた時代だ。
散文的な社会はただ象徴なだけで、自分が思い浮かべる理想のそれは本当は最初から存在していたと思う。
何が言いたい?俺にも分からんよ。
何も分からないが、そこに在ったということは分かった。
頼もしい俺たちはもう大丈夫だと合図しよう。
空の無限と道の有限を知ったら楽しくやれるね。
心病む友も成功した友も同じ地平線に沈む太陽に眠っているんだ。
そのパノラマを俺は唄うことにする。