後輩が終戦の日を広島旅行で過ごしていた。たったそれだけのことで俺には何の関係もないので別段此処で何を書くでもないんだが。なんとなく嬉しい気持ちが俺の中にはあった。あの真夏の灼熱とした平和公園。その揺らめく陽炎の中で退屈そうな顔。鐘が鳴ると少し張り詰めた感じ。空は必ず真っ青だった。8月6日は俺は日本海にいて、腰まで海に浸かって黙祷をした。今思えば中国の方へ向かってしてたっけ。今年は広島へ帰らなかった。墓参りは秋頃になるかもしれない。昨日祖母に電話をしたが繋がらなかった。また明日かけてみようと思う。
呼吸も苦しい程暑い日々だがしっかり食ってよく眠りよく笑い、身体の調子はとても良い。周りの人のおかげだと本心からそう思う。こんなこと平気で言うのは嘘くさいけど、本当に。
