low days

Kyoto Japan No Fun / PIANOGIRL vo. diary

無題

23時半を過ぎた頃帰宅。家の前に白い大型犬が一匹彷徨うように歩いていた。どう見ても飼い犬だったが飼い主は見当たらず、自身のみで行き先を決め歩いて行くようだった。家に入りtedに言う。表に犬がいるぞ。彼女はすぐさま窓を開けて外を見るが、見当たらないと言う。夜に消えていった白い大きな犬。何かの兆候だろうか。

8月5日 生ぬるい夜風の中煙草を吸ってる。一度落ち着いていた気温だが、今夜はまた熱くなりそうだ。明日のことを想って少し詩を書いた。

8月6日 朝、寝ぼけながらだったが黙祷をした。目をつむると蝉の鳴き声がする。そうする前から鳴いていたんだろうが。近所の寺は一斉に鐘を鳴らしたらしい。幼い頃からこの日のこの時間には目をつむって蝉の鳴き声を聞いていた。蝉と、太陽がアスファルトを焼く音とその匂い。8月には死の雰囲気がある。線香臭い町で、畳の上で横になっていた。死は陽炎だと思い込もうとした。槍のように伸びて行くこの一本道が揺れている。土で汚れた手で目をこすって見る。細めた視界に、まだ揺れていた。鼻血を飲むと少し痛みを知った気になった。餓鬼だった俺が心に留めた8月。今の暮らしに俺はまだやるべきことが多くある。作らなくてはならないし、稼がなければならん。心があの一本道を進んでいる。

8月8日 涼しい夜にいる。昨夜はNEVERLANDでライブだった。SOOZOO。本番前酔っ払っていたので、全身の力を抜いていくことに集中する。良いライブだった。seiryuの感情と連結しながら弾くようにする。それが良い演奏に直結する。そのことは誰よりも俺が知ってる。さて今夜はというと、風は無いが涼しい夜。よく眠れそうだ。子猫のOliveはもう飛び跳ねるようになってGingerと揉みくちゃになって遊んでいる。夏はこうして終わっていくね。飯をしっかり食い煙草を吸い酒を飲み、よく眠っておかないと。