low days

Kyoto Japan No Fun / PIANOGIRL vo. diary

無題

18日 仕事が終わり、22:00。それから一人でスタジオへ。ここ最近を振り返ってみると、素直なまま反射するように歌うことが俺には大事になってきている。つまらん時はつまらん。飲みたい時は飲むさ。こんなのっておかしいだろ?おかしくない?あんたにも笑って欲しいんだけどな。

19日 仕事は休み。午前中のうちに銀行で用事を済ませる。煙草屋にも寄って今月分の巻き煙草を買った。雨が降りそうやね?店員のおばさん。もう既に少し降ってた。春雨のような、暖かな町に乱反射する小さな雨粒だった。

家に帰って映画を見始める。男はつらいよの何作目だったか忘れたが、山陰が舞台の回。ヒロインの父親は小説家で、彼が吸う缶ピースが妙に美味そうに見えてそんなシーンになる度に俺もベランダに出て煙草を吸った。

日が暮れる頃tedと街へ出る。市役所の通りの奥まった所にある淡路島料理店に入った。そこで一杯だけ飲んだ。小汚いカウンターに座れば厨房の焼き場がすぐ目の前で暑くて仕方なかった。最終的に俺はシャツ一枚だったね。

その夜は村島洋一のライブを見た。終わってからも店で飲み続け、帰宅したのは3時頃だったと思う。一人でふらふら自転車を漕いで帰った。頬や耳を冷たい風が切りつけてくる。この夜、詩人choriと久しぶりに会って話した。言葉を生業にする人は何の気無い会話にもその端々に面白い表現を聞くことが出来る。比喩だったり、俺はこう思うんだ!という意思表示に清涼水のような爽やかさがあって、会話は進んだ。

帰り道という時間が好きだ。酔っ払ったら尚更で、ああ!でも心配事はどこまでも付いてくる。玄関扉を開けてすぐ閉めても、中まで入ってくる。眠ろうと目を瞑ればそいつと二人っきりになってしまい、むくりと起き上がった俺は多分情けない顔をしてると思う。寝酒が要る。まだ焼酎が残ってたと思う。