low days

Kyoto Japan No Fun / PIANOGIRL vo. diary

ピアノガールについて。そして新バンド''No Fun''

2020年9月 新しいバンドが始動しました。

名前を''No Fun''と言います。

まず結成に至るにあたって今年のピアノガールの動向から書き始めなければなりません。

ここ数ヶ月ピアノガールは活動出来ていません。実は今年の3月にDr.ファイターと連絡が取れなくなりました。

事故や病気など身体的要因では無く彼の精神的な所に依るものでした。

俺たちは彼のそのような人間性を理解した上で今まで共に過ごしてきました。

精神が不安定なことを誰も攻めることは出来ません。

心から笑顔でいられる時もあれば、今すぐ消えて無くなってしまいたいと願う時もある。

誰にも経験があるでしょう。

しかし彼の場合そのバランスが取り返しのつかないほど身勝手に崩れ落ちてしまったのだと思います。

彼がバンドや仲間に対して不誠実で、あらゆる人の信用を失ったのは事実です。

しかしその事実だけに囚われて想像力を失くしてしまってはどんなに残念かと、最近になって思います。

時間が解決することがあるなら、想像力こそが大切なのかもしれません。

ファイターはピアノガールを脱退しました。

これがタイミングでBa.豪も大阪で活動するTempleに専念する為にピアノガールを去ることとなりました。

二人の脱退が決定したのは4月。

残った俺とNJは話し合った末、ピアノガールとは別に新しいバンドを始めようという結論になりました。

なおかつピアノガールは今後も存続させようと決めました!

新しいドラマーとベーシストが加入するまでライブは出来ませんが。。

 

新バンドを組むにあたって俺とNJで一致した意見がありました。

元ピアノガールBa.長友拓也と一緒にプレイしたい、という。

4月某日 京都木屋町の居酒屋に長友を呼び出して3人で飲みました。

ピアノガール脱退後、SIRMOSTADという素晴らしいバンドで活動してきた彼は音楽に対して更に鋭く研ぎ澄ませたモノを持っているようでした。

それから3人でスタジオに入り始め、曲を作っていきました。

8月にはDr.小椋貴仁 Per.ラモが加入。

SuperBackというダンサブルなロックンロールをやるバンドでドラムを叩いてきた小椋貴仁。

何年も前に初めて彼のドラムを見た時から面白いドラマーだと思っていました。

スタジオで合わせてみるとやはりグッとくるものがありバンドへ誘いました。

Per.ラモはニューウェーブバンドSHELTER PLANのフロントマン。

新バンド''No Fun''におけるサウンドにパーカッションは必要不可欠でした。

これはNo Fun結成前からの構想で、ピアノガール後期にもそういった表現をしていました。

制作には次々と変化や進歩、退化や惰性があり、その都度産まれるものを愛せるかどうかが重要です。

ピアノガールではなく新しくバンドを始める理由はここにあります。

これから表現したいことと、これまでピアノガールが培ってきたものとのズレを俺とNJは感じていました。(これは豪くんの脱退の理由にも繋がる所ですね。)

この数ヶ月、ギタリストNJのとてつもない前向きなエネルギーが俺を突き動かしてくれたことを思い返します。

ギターさえ弾ければ何でも良い!と言う彼の痛快さにどれだけ俺が助けられたか。

No Fun、8月末に初ライブを終えました。

次のライブは9.26(土)nanoでの50分ステージ。

急ピッチで制作中。生の実感があります。

 

ピアノガールどうしてんの?と最近よく聞かれるのでこうしてブログにしました。

「驚かせてしまってごめんなさい」みたいな気持ちは俺の中から消え失せています。

好きでやってるだけの音楽と、好きで見に来てるだけのお客さん。

そういった文化、すなわちインディー、俺好みな言い方をすればPunk。

''Punkは優しい''ってこういうことか、と俺は感心しています。

 

No Funからの音源の発表は年内を予定しています。以下プロフィール。

 

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No Fun

 

Vo. 内田秋

Gt. NJ

Ba. takuya nagatomo

Dr. 小椋貴仁

Per. Ramo


京都のロックバンド''ピアノガール''フロントマン 内田 秋とギタリスト NJ、そしてピアノガール旧ベーシスト長友拓也の三人が中心となり2020年4月結成。8月にはDr.小椋貴仁 Per.Ramoが加入。

punk / hardcore / new-wave / post-punk / emo / 反商業主義