low days

Kyoto Japan No Fun / PIANOGIRL vo. diary

無題

扉を開けたら激しい雨。駐車場の端で立ち止まる。同じように立ち止まり煙草を吸う男が居た。彼は先輩で、クラシックギターを弾いて唄う人。どうも、俺も一本吸っていいですか?

それから、俺は少し酔ってたので自分の話ばっかりしてた。先輩はずっと軽やかな相槌をくれて、多分吸う予定もなかった2〜3本、その煙を静かに夜に吐き出してた。そうこうして雨が上がったら、ヘルメットの紐を締めてさようなら。4月の18日の記録。

21日 仕事が終わって帰り道。高架下のスーパーの駐輪場で若者が3人地面に座ってる。一人はエレキギターをペチペチ弾いてた。バンドの練習帰りか、どうしても今聞いて欲しいんだと言わんばかりの演奏の様子だ。俺は通り過ぎながらジロジロ見てた。向こうもこっちをチラチラ見てた。

翌日はNo Funのライブだった。昼間体調は良かったんだが、本番になると少し身体が重い気がしてあー俺は一体全体なんてクソ野郎だと思ったね。時間と体調のコントロールはいつまで経っても正解が無い。たぶん本当に無いんだと思う。この日、右足が不調な小椋に変わって古和田がメインドラムを担当した。思うように足のコントロールが効かないという小椋。これは職業病なので皆でサポートしていくのが良い。古和田のドラム、良かった。でもライブが終わって彼は俺に言う。

やりにくそうでしたね?

そんなことないよ。

俺が思うに古和田も小椋も新しいポジションを楽しんでいた。俺も楽しかった。これは人生な気がする。地に足を付けてやれば長い。長い尺の中に多くの色を散りばめたら。何がどうなろうと命さえあればどうにでもなる。どうにでも出来る力を身に付ける。でもそれ通用しないのが戦争、暴力だったりする。だからそれらにagainst。街の水溜まりが他人事のようにきらきら光ってる。これを書きながらそういうものが目に入ってしまう。