low days

Kyoto Japan No Fun / PIANOGIRL vo. diary

先週はファミレスに行って書きかけの歌詞を仕上げた。

二日連続で行ったら嫌な顔をされるかなと思ったが従業員は入れ替わっていた。二日目は夕方から仕事だった。店を出ると大雨が降ってきて全身びしょ濡れになった。職場に着いてから全部脱ぎ捨てビルに落ちてた汚いジャージとカンフーシューズを履いた。

朝方激しい雨の音で目が覚める。5:30。なんとなく書きたくなってここに来た。

祖母が4月に亡くなり跡を追うように7月祖父もこの世を去った。長い闘病だった祖母。享年100歳の祖父。二人は晩年同じ病室で過ごした。意識や会話は無いものの、その部屋では二人にしか分かり得ない何かがあったんじゃないかと俺は思う。

まだ俺が幼い頃、祖父に映画館に連れて行って貰ったことがある。漕ぐとギイギイもの凄い音がする自転車の後ろに乗っけてもらい、彼はタンクトップだったので夏だったと思う。上映中ずっと祖父は前の座席に足をかけふんぞり返るようにして眠っていた。近くの客は嫌そうな顔をしていたし、幼いながらに俺も気まずかった。今にしてみれば笑える景色で、俺は葬式中ずっとあの映画館を思い出していた。

雨が止んだようだ。表も明るい。ベランダに落ちる雫の深い音。雨だからといって洗濯物は取り込まないようにしてる。なるようになった方が良い。いや、''その方が良い''んじゃなくて、なるようになるんだと知っておくことが良いんだろう。抗うべきことは見極めないと。